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 戦争体験
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読者コーナー・バックナンバー
     


読者の作品から辻悦子さん(市岡元町3)の絵手紙


             その日を待つ
                 (池島1・勝部泰臣79歳)
 戦後何年過ぎようが語り継がなければならぬのは戦争体験である。港新聞は毎号それを掲載して来た。大阪いや全国でも稀有(けう)であろう。先号の予告を知ってがっかりした人は多いと思う。体験談にふれる機会が減るのだから。私は古い人間だから「紙」で読みたい。そして心から願い祈っている。いつか再配達の日が来ることを―。
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      小学時代は地元で  唐突な「選択制」
                  (磯路・女性K・T)
 「学校選択制」(6月号1面)についてですが、池島の勝部さんの意見に賛成です。何年も前から話題になっていた事でもなく、何か唐突(とうとつ)≠ニいう感じです。小学時代を地元で過ごすメリットは大きい。それよりも中学の制服をもう少し考えてあげてほしいです。色、形など最低限の規制を決めた上で自由で軽やかな服≠自分で選べたらいいのに、と以前から思っていました。「選択制」の議論よりずっと盛り上がると思うのですが、どうでしょうか。それと、「7月号からホームページで読んで下さい」ということですが、私は紙を希望します。
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      港区の玄関美しく 地道な活動が必要
                   (市岡・男性62歳)
 「港区の玄関#しく 住民・企業・行政が一体活動」(6月号4面)を読んで。地域の皆さんが一生懸命に取り組んでおられる姿が伝わり、こういう地道な活動こそ必要だと思いました。その上で、自転車通行ゾーンが設けられているのに、そこへ駐輪している自転車が多く、通行の妨(さまた)げになっているのが現状ですが、こんなところにも一人一人が気をつけ、地域の安全と美化に協力したいものだと思いました。それと、7月号からホームページだけの発信になるのは残念ですが、引き続き読ませて頂きます。
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     ロケット部品を製作  港の技に感動と誇り
                     (池島・男性)
 「みなとの技を訪ねて」(6月号6面)に興味を持ちました。港区にこんな技術を持った町工場があるとは、感動であり、また誇りです。人工衛星を積んだロケットが発射される時の高熱と高振動に耐える特殊な材料や超精密な加工の話はもちろん、製作当時のいきさつも意外性があり、全体として、とても楽しく読ませて頂きました。
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       公園ねこの問題 考えさせられた
                     (池島・女性)
 「公園ねこサポーター」の記事(5月号1面)が興味深かったです。行政による野良犬や野良猫の処分は薬殺しか方法がないようですが、可哀(かわい)そうな動物たちと引き取り希望者とを結び付けるような場所あるいは制度を作ってくれたらいいのにな、などと考えさせられました。
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           懐かし!野外映画会
                  (市岡・62歳男性M・T)
 「団塊つれづれ草」の夏休み映画会についてのエッセイ(5月号6面)を読んで。私も昔、盆踊りの季節に、野外での映画会は必ず観(み)に行っていました。途中でフィルムが切れてやきもきしたり、記事にあるように、蚊に噛まれて痒(かゆ)みに耐えたりしながら観たのを懐かしく思い出しました。こういう記事を読むのがとても楽しみです。
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       仏料理・渋谷さんの 料理への姿勢に感動
                   (築港・40代男性)
 「みなと区人物列伝〜日本フレンチの最前線を走る―渋谷(しぶや)圭紀(よしのり)さん」(5月号まで7面に連載)を読んで。感心したのはフランスでの修業で個性的な3人の巨匠に学べたという強運、それを活かして超一流へ昇り詰めた渋谷さん自身の努力、そして何より料理への高い姿勢です。「一つしかないもの」を求めて「これからも変わり続ける」という最後の言葉には、「さすがに一流は違うなぁ」と感動さえ覚えました。ぜひ一度、家族で「ラ・ベカス」へ食べに行きたいと思っています。長年港区に住んでいながら、港区出身のこんな素晴らしい方がおられるとは知りませんでした。これからもこのコーナーは楽しみにしています。
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          地場ソースは港区自慢
                   (田中・50代女性)
 「みなとの技を訪ねて〜ソースづくり」(5月号まで6面に連載)を読んで。私のような港区で生まれ育った人間にとって「市岡生まれの弁天育ち」というのが何より嬉しく、ソース製造の過程も目に見えるようで、「人の目と手で生み出される」という手づくりの苦労もよく分かりました。あまり特長がないように思える港区ですが、こういう地場ソースの製造工場があることは大いに自慢できると思います。これからも、こんな見過ごされがちな分野を取り上げて下さるようお願いします。
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   労働者のために殉じた 大和田さんの死を悼む
                   (田中・70代男性)
 
若い頃、他区の製造現場で組合活動もしていた者として、「労働運動一筋60余年 大和田幸治(こうじ)さん逝(ゆ)く」(4月号3面) を興味深く読ませて頂きました。戦後の港区で数々の争議を指導されたこと、歴史的な田中機械闘争を勝利させたこと、高齢でも第一線で活躍されたこと、数々の名言が今も労働者の心に生き続けていること、死の直前まで指導を続けておられたこと―などを知り、この人は本当に労働運動に徹し抜いた、いわば労働者のために殉(じゅん)じた人だったのだと感じました。こんな人は、これからもそう現われないと思います。
 今、橋下市長らによって、労働組合がまるで世の悪であるかのように扱われていますが、曲がりなりにも労働者のための様々な権利(団結権・交渉権・ストライキ権など)が残っているのは、こうした人たちの血のにじむような運動があったからこそです。大和田さんの死を心から悼(いた)むと共に、その遺志がこれからの労働運動にしっかり受け継がれることを願っています。
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